科学を最も蝕んでいるのは「科学的詐欺」ではない!?
国内外で研究不正事件が発覚し続けています。「研究不正(研究活動における不正行為)」にもいろいろあるのですが、よく問題になるのは、存在しないデータをでっち上げる「捏造(Fabrication)」、データを都合よくねじ曲げる「改ざん(Falsification)」、他者のアイディアや文章を不適切に使用する「盗用(Plagiarism)」の3種類です。これらはその頭文字から「FFP」と呼ばれます。「科学的詐欺(scientific fraud)」と呼ばれることもあります。…
限定修飾語句と非限定修飾語句
一般に、修飾語句には「限定」と「非限定」という二種類があり、両者間の違いを理解することは英語の基礎知識として不可欠です。
その違いとは、限定修飾語句が修飾される語句の意味に影響を与えるのに対し、非限定修飾語句はその意味に影響を与えないということです。
例えば修飾される語句が名詞であれば、非限定修飾語句はその名詞が指す対象について情報を加えることはありますが、修飾によってその対象自体を変えることはありません。…
【帝京大学医学部】長瀬 洋之 教授インタビュー
各大学の研究室に訪問し、研究者たちにおける英語力向上の可能性を探るインタビューシリーズ。八回目は、帝京大学医学部内科学講座の長瀬洋之教授にお話を伺います。どんなにつらくても自身の力で英語論文を書き続けること、そして、研究者同士がお互いに意識を持って英語力を鍛えあうことの大切さについてお話くださいます。
■研究室で扱っている専門分野、研究テーマを教えてください。
呼吸器内科です。喘息、COPD (Chronic Obstructive Pulmonary…
査読 システムに限界、基準劣化のおそれ
生物医学のニュースサイト『STAT』は読者にこう問いかけます。「ゴジラと査読に共通するものは何か? どちらも必然的に自分の体重で崩壊してしまうはずだということだ。しかしどういうわけか、どちらも立っている」。『ネイチャー』によれば、すでに2010年の研究で、「査読システムは崩壊しており、まもなく危機に陥るだろう」と指摘されていたといいます。…
integralとintegration
名詞「integral」と「integration」は日本人学者によってよく混同され、誤用されることが多いです。「integral」は「積分」に当たり、積分法の対象となる量を表し、一方、「integration」は「積分すること*」に相当し、積分を求める操作を意味します。
以下はしばしば見受けられる誤用を例示するものです。
(1) Here, we can evaluate the time integration of the propagator using the…
【東京医療保健大学】金子 眞理子 教授インタビュー(後編)
各大学の研究室に訪問し、研究者たちにおける英語力向上の可能性を探るインタビューシリーズ。七回目は、東京医療保健大学の金子眞理子教授にお話を伺いました。後編では、学術英語を執筆する 基礎知識 を学ぶ場としての大学の役割に言及されます。
■英語での論文執筆や学会発表に対し、研究室にいる学生にはどんなアドバイスをしていますか?…
間違いやすい用語や表現 – solve
動詞「solve」は、数学的な議論においてよく誤用されます。その多くの場合には、「solve」は「解明する」の誤訳になっていると思われます。「解明する」を「solve」と訳すことが適切な場合もありますが、「解明する」は比較的広い意味で用いられ、「solve」と訳すことができない場合もあります。…
【東京医療保健大学】金子 眞理子 教授インタビュー(前編)
各大学の研究室に訪問し、研究者たちにおける英語力向上の可能性を探るインタビューシリーズ。七回目は、東京医療保健大学の金子眞理子教授にお話を伺いました。前編では、「英語ネイティブに伝わるかどうか」という不安に負けず、投稿にチャレンジし続けることの大切さについてお話くださいます。
■研究室で扱っている専門分野、研究テーマを教えてください。…
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