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研究者におすすめの盗用・剽窃チェッカー4選

語彙の選択、句読点の間違い、文法上の誤りといった一般的な英文を書く時の問題は、校正ツールや英文校正サービスを利用することで対処できますが、盗用・剽窃を防ぐことは別の問題です。盗用・剽窃とは研究倫理に反する行為であり、論文著者、学生、研究者およびさまざまな学術関係者にとっては深刻な懸案事項です。そこで、研究不正を防ぎ、学術論文を比類ないものにするために、盗用・剽窃チェッカーの需要が高まっているのです。

盗用・剽窃チェッカーを利用すべき理由

盗用・剽窃は、特に学術界では許されない不正行為です。実際には盗用・剽窃チェッカーを使用すれば盗用は簡単に見つかってしまいます。このような不正が発覚すれば、研究者としての評判が落ちるだけでなく、所属大学から免職処分を受けたり、解雇されたりする危険性すらあります。

研究論文やあらゆる種類の学術文書は、研究内容を徹底的に調べ、構成を整え、指定のガイドラインに準拠する必要があります。誰でも面倒な作業は避けたいところですが、それこそが問題の原因です。盗用・剽窃とは、必ずしも意図的に行われるのではなく、むしろ、無知(不正行為だと知らなかった)、確認不足、盗用・剽窃の定義に関する混乱(その行為が盗用・剽窃に該当するとは思わなかった)などが原因となって起こってしまうものです。だからこそ、オンラインの盗用・剽窃チェッカーを利用して、簡単に防いでしまいましょう。

盗用・剽窃チェッカーを活用するメリットは以下の通りです。

1. 公開されている情報リソースを包括的に検出できる
2. 盗用・剽窃された箇所が強調表示されるので、簡単に見分けられる
3. 類似率が表示されるツールもある
4. 不正確に言い換えたコンテンツも検出が可能
5. ツールを使用することで著者の誠実さを示すことになる

最適な盗用・剽窃チェッカーの選び方

そもそも盗用・剽窃チェッカーとは、他者の作業(文章)を模倣した箇所を検出するためのソフトです。インターネット上には、さまざまな機能を備えた盗用・剽窃チェッカーが多数存在しますが、どのチェッカーが自分の作業に適しているか見極める3つのポイントを抑えておきましょう。

1. 利用料(費用)

オンラインで無料の盗用・剽窃ツールも提供されていますが、そうした無料ツールには有料のものほど高度な機能は備わっていません。手軽にアクセスできるメリットはありますが、包括的なチェックを行うことは難しく、ほとんどの無料ツールは、盗用・剽窃を検出する情報源(リソース)に限りがあります。一方の有料ツールは、複数のデータベースをまたいでの包括的な盗用・剽窃チェックなどの高度な検索が可能な上、スペルチェック、文法チェック、文章の真正性(authenticity)スコアの算出、ウェブサイトや第三者のアプリケーションとの統合機能などの機能が備わっています。

2. アクセスしやすさ

デジタルツールは作業を楽にする助けとなるはずですが、時にツールによっては作業が複雑なものもあります。素早く簡単に論文のチェックをしたいときには、使い勝手がよく、効率的なツールを選択するのがよいでしょう。

3. ツールの適用範囲

ツールの適用範囲と、それが自分の要望に合っているかを見極めることは、ツールを選択する上で非常に重要です。盗用・剽窃の検出のみを目的とする単独(スタンドアローン)型のチェッカーを探しているのか、より包括的な校正やプルーフリーディングにも対応しているツールを探しているのかを明確にしておく必要があります。盗用・剽窃を検出する機能を越えて、より高度な文章を改善する機能を有する盗用・剽窃チェックツールもいくつか存在しています。

オンライン利用可能な盗用・剽窃チェックツール

1. エナゴの盗用・剽窃チェック

エナゴの盗用・剽窃チェックツールは、Turnitin社との提携で独自開発され、特に学生や研究者向けに迅速で包括的な、信頼性の高い盗用・剽窃チェックを提供する費用対効果の高いツールです。高度な盗用・剽窃ソフトを使用することは、論文原稿の独自性を評価するのに役立ちます。910億以上のウェブページと、8200万以上の出版されている学術論文との比較により、意図せぬ盗用を検出します。盗用の割合とともに、類似箇所を簡単に識別できるようにカラーハイライト(色別)を用いた詳細報告書を作成します。アップロードボタンをワンクリックすることで操作ができる、非常にユーザーフレンドリーなツールのひとつです。

また、エナゴの盗用・剽窃チェックツールはAI英文校正の機能も有しているので、文法のミスを検出し、学術論文として適切な修正や言葉の改善も提案します。AI英文校正は、変更履歴を残したファイルをダウンロードし、いつでもMS Word環境下で提案箇所を見直すことができます。この機能を使って、文書の構造、単語の選択、主題特有の言い回しなどを修正することにより、研究論文をより良いものにすることができるでしょう。

2. Grammarly

Grammarlyは、学術界で最も信頼性の高いツールのひとつで、世界中の大学で使われており、正確な盗用検出機能に加えて、自動校正および盗用・剽窃チェック機能も兼ね備えています。160憶のウェブページとPriQuestの学術データベースからの比較検出を行います。

Grammarlyでも、原稿の文法ミス、文法上のスペルミス、冗長性、不適切な文構造などをチェックできます。

3. Dupli Checker

Dupli Checkerも、広く利用されている盗用・剽窃チェッカーで、無料版では1,000語までのチェックが可能です(1,000語を超える場合には有料版が利用可能)。盗用・剽窃の割合を示し、ソース(情報)リストに類似したコンテンツを抜き出すことができます。ただし、詳細なレポートの提供はなく、文書の比較についても、インターネット上のソースとオンライン書籍とに限定されるといったように、データベースへのアクセスにおいては制限があります。盗用・剽窃チェックの結果はわかりやすく、PDFまたはMS Wordの形式でダウンロードすることができます。

4. ProWritingAid

ProWritingAidは、原稿、小説、その他の文学作品の盗用・剽窃コンテンツをチェックするのに役立つオンライン盗用・剽窃チェックツールです。Webベースのツールを開いた画面に直接入力したり、Wordのファイルをアップロードしたりして使用できます。反復性、あいまいな表現、文の長さ、過度な副詞の利用、受動態の使い方、複雑すぎる分の構造など、文法ミスだけでなくスタイルの問題など、20を超える項目をチェックすることが可能です。アドイン(拡張機能)を介してMS Word上で直接、盗用・剽窃のチェックを行うこともできます。無料版では500語までの確認ができ、PRO版(年間79ドル)になると無制限で利用が可能となります。

意図しない盗用・剽窃で研究者としての評判を落としてしまうのは絶対に避けたいものです。盗用・剽窃チェックツールを使いこなすことで、研究不正を防ぐことができます。ここに挙げた盗用・剽窃チェッカーを参考に、使用を検討してみてください。


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