ある程度の年齢を過ぎると、 研究費申請が採用されにくくなったりするのでしょうか ?
ご質問ありがとうございます。
年齢が学術的キャリアや博士号(PhD)取得の追求や研究の妨げとなることは決してありませんし、一般的には、助成団体は申請する研究者の年齢に上限を設けていません。
学術研究者が、性別や所属、あるいは民族的なバイアスによって、助成金を受けられない可能性は捨てきれません。政府機関の研究助成を受けるには厳しい審査が課せられますが、その審査プロセスの信頼性に疑問が持たれることもあります。
とはいえ、助成金を獲得できれば申請プロセスの苦労も報われることでしょう。プロセスを変えようとする動きも出て来ていますし、助成機関・団体は以前より慎重に審査担当者を選ぶようになっています。また、助成金申請書に書かれた研究計画の代わりに、その研究者のこれまでの研究内容を評価することで報償を供与することもあります。
さらに、審査プロセスの透明性を向上させるために、審査員はより徹底的な審査を行うことが求められるでしょう。簡単な審査と抽選(くじ引き方式)を組み合わせて助成先を決定する助成機関・団体も現れています。
また、助成金調達プロセスは、研究プロジェクトではなく研究者自身に資金を提供するように変わっていく可能性も捨てきれません。このような動きには、さまざまな方法も見られます。助成機関・団体は、研究者の実績に対して助成金を提供するようになるかもしれませんが、そのためには研究者の実績を評価する必要に迫られますし、実績の浅い若い研究者向けにはうまく機能しない点への対応も必要です。こう考えると、資金供与される研究者をランダムに選び出す抽選で資金提供先を決めるのは良策だと言えそうです。あらゆる政府系助成金が、科学者に均等に分配できるようになるかもしれません。
最後にご質問への回答に戻りますが、申請要件に年齢制限が明記されていない限り、研究者の年齢によって助成金申請が通るか通らないかが決定されることはありません。
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