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校正(コンテンツ校正)とコピー・エディティングの違い

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英文校正サービスに論文の校正を依頼した際、「校正またはコピー・エディティングのどちらを希望されますか?」と聞かれたことはありませんか。こう聞かれると困惑してしまう人も多いでしょう。校正とコピー・エディティングは何が違うのか?校正とコピー・エディティングはどの段階で必要なのか?この違いが分からないと区別は難しいことでしょう。コンテンツ(内容)校正と呼ばれることもある「校正」のプロセスは、コピー・エディティングとは全く違うものです。これら2つのプロセスには類似する部分もありますが、コンテンツ校正とコピー・エディティングが利用される執筆の段階は異なります。ここでは、コンテンツ校正とコピー・エディティングの違いについて説明しますので、校正サービスに作業を依頼するとき、何を求め、どの種類の校正を依頼すればよいのか判断する助けとしてください。

 

コンテンツ校正とアカデミック・エディティング(学術校正)

サブスタンティブ・エディティングとも呼ばれるコンテンツ校正とコピー・エディティングには大きな違いがあります。コンテンツ校正とは名前が示すように、執筆された文章の内容に重点を置いて行われる校正作業です。コンテンツ校正は文章のコンテンツ(内容)を調整し、文章全体をより良いものにします。例えば、フィクションのコンテンツ校正者であれば、登場人物やストーリー・アーク(物語を形成するまとまり)を変える提案をしたりもしますが、学術文書の校正となるとかなり異なります。コンテンツ校正者が学術文書の校正を行うときには、不完全な論点を指摘したり、より良いタイトルを提案したり、追加データや補足が必要な部分を指摘したりします。自分が抜き出した論点や、その論点を説明するために引用したデータに対して提案や質問を残すこともあるでしょう。

 

コンテンツ校正は、どのような著者にとっても重要なステップです。学術文章の校正、アカデミック・エディティング(学術校正)は同僚や指導教員に頼むことも、出版社や英文校正サービスを提供している会社に依頼することもできます。コンテンツ校正は、執筆の早い段階で行うべきものです。論文、書籍またはエッセイの初稿を作成した段階で、作業依頼することをお勧めします。その段階であれば、校正者が原稿に対してコメントや提案をした部分を見直し、セクションの追加あるいは削除を行って、原稿全体を改善することができます。スペルや文法の修正を心配する前に、文章の主要な部分に大きな変更や改善をすることができるように、コンテンツ校正を初期的な段階で行っておくことが重要なのです。コンテンツ校正を執筆の最終段階まで引き延ばしてしまうと、原稿の修正に多くの時間と労力を使うことになりかねないので、注意してください。

 

コピー・エディティング

優れたコピー・エディターまたはコピー・エディティングサービス提供会社は、執筆原稿が専門的な文章になっているか、誤植がないかの確認を行います。英語が母国語ではない(ノンネイティブ)著者によって書かれた原稿が校正対象である場合、コピー・エディターは文章をより自然な英語に修正するのも助けてくれるでしょう。コピー・エディティングサービスに依頼すれば、受動態の長文を能動態に書き換えてくれたり、文章に主語が抜けている箇所を修正してくれたりもします。優良なコピー・エディティングサービスに依頼すれば、執筆原稿を専門的で完成度の高いものに仕上げてくれるのです。

 

なぜコピー・エディティングが重要なのか、具体的に見てみましょう。まず、スペルミスなく書かれた良質な文章は、基本的なミスのある文章よりも洗練されて見えます。基本的なスペルや文法のミスがあると、査読者が原稿を軽んじて見る可能性も捨てきれません。さらに、小さなミスが文章の意味を大きく変えてしまう可能性もあります。例えば、“ashamed of(~を恥じている)”と“ashamed for(~を恥ずかしく思う)”の違いが分からずに使われていた場合、コピー・エディティングサービスはこうした箇所を見つけ出し、論文を投稿または出版する前に本来著者が意図する意味になるよう書き換えてくれます。こうした作業内容を踏まえ、コピー・エディティングは、執筆コンテンツが整い、それ以上加筆したり削除したりするつもりがないとなった段階、つまり執筆のプロセスの最後に行うべきなのです。早い段階で作業を依頼してしまうと、執筆者自身とコピー・エディターの両方の時間を無駄にすることになってしまうので注意しましょう。

 

コンテンツ校正とコピー・エディティングの違い

以下にコンテンツ校正とコピー・エディティングの違いを簡単に比較します。

 

サービスの種類コンテンツ校正コピー・エディティング
不完全な、あるいは一貫性のない論点を際立たせる  
文章の構造的な変更の提案  
タイトルの変更  
文法の誤りの修正  
スペルミスの修正  
誤植・誤字の修正の確認  
データ不足への指摘  
論理的流れへの指摘  
大文字・小文字の修正  

 

コンテンツ校正またはコピー・エディティングを行うタイミング

コンテンツ校正とコピー・エディティングはそれぞれどのタイミングで行えばよいのでしょうか。コンテンツ校正は執筆プロセスの早い段階で行うものなので、初稿もしくは第二稿を作成した後に行うようにします。一方のコピー・エディティングは、執筆プロセスの後半に行います。執筆が完了し、最終稿ができたと思えた時点でコピー・エディターまたはコピー・エディティングサービスへの依頼を行うと良いでしょう。大幅な変更や加筆するものがないとなった時点で、コピー・エディティングの準備ができたことになります。コピー・エディターは、執筆原稿を整え、文章の流れも見た目も良いものになるようにします。さらに、原稿の全体の校正が完全に終わり、出版の準備が整ったのを確認した後、プルーフリーディングを行うことを勧めてくるかもしれません。原稿を出版社に提出あるいは学術雑誌(ジャーナル)に投稿する場合、大抵はプルーフリーディングが行われます。

 

英文校正サービスやコピー・エディティングサービスを依頼するメリットは何かと疑問に思うかもしれません。友人や同僚に校正を頼むことはいつでもできると思いますが、専門的な出版物に投稿するための原稿を執筆しているのであれば、英文校正サービスに依頼することが最良の選択と言えます。エナゴの校正サービスまたはコピー・エディティングサービスでは、原稿に使われている専門用語に精通している該当分野の専門家が作業を担います。専門用語に加え、言い回しや表現の造詣も深く、専門知識のない人であれば安易に見落としがちな小さな間違いも見つけ出すことができるプロです。こうした知識は、学術的な論文や研究に関する執筆物を学術ジャーナルに投稿する場合は特に重要です。信頼できる英文校正サービスや有能なコピー・エディターを見つけることは難しいかもしれませんが、最近はオンラインで利用可能なサービスも増えています。インターネットを活用し、専門知識のあるコピー・エディターや英文校正サービスを探してみてください。