お客様の声・清家美帆先生へのビデオインタビュー

清家 美帆 先生
広島大学 先進理工系科学研究科 助教
専門分野:安全工学

2016年からエナゴをご利用
ご利用サービス:ノーマル英文校正、アドバンス英文校正

清家先生の研究の内容について教えていただけますか?

私の研究内容は、煙の中での避難者の行動の挙動を解析しています。実験、シミュレーションのどちらでも行ってきましたが、今は実験主体で行っています。例えば移動速度や避難者の軌跡=ローカスなどの解析のほか、今では煙中での避難者のストレス評価ということも重点的に行っています。

今研究対象にしているのは煙に巻き込まれる可能性が非常に高いトンネルの中での火災です。一つの空間に煙が充満するので、そういった時の避難者の挙動を調べています。

先生の研究は、トンネル内の事故の解決に役立つと?

それもありますし、既存のトンネルの安全性の向上や、トンネル自体の評価を行うためのパラメーターを得る上で役立つと思います。通常時に人が歩く速度などは建築分野や他の分野で調べられているのですが、煙の中で人が歩く速度というのはまだ知られていない点があります。そうしたことが分からないと信頼性の高い評価が行えないので、そのパラメーターを求めるという研究をしています。

本当に人命を救うことにつながる重要な研究ですね。

はい。あまり知られていないのですが、日本にはEU十数か国を合わせたのと同じぐらいの数のトンネルがあります。昨今の状況からお金をなかなかかけられない中で、安全性はグレードアップしていく必要があります。そういった状況から、リスク解析を行い、なるべく安価でかつ最適な設計を行うという方向で今考えています。

エナゴのサービスをどういう場面で使っていただいていますか?

私の場合は、国際会議のプロシーディングスに掲載する論文のネイティブチェックと、ジャーナルに投稿する論文のネイティブチェックですね。ジャーナルへ投稿する前の論文のネイティブチェックと、査読から戻ってきて再投稿する際の論文と、査読者へのレスポンスレターのネイティブチェックもお願いしています。

先生の研究分野では、論文は英語で書く必要がありますか?また、英語で情報発信するために必要なことは何だと思われますか?

そうですね。多くの方に見て頂きたいのでやはり英語で書くということを第一条件としています 。

英語で情報発信するのに必要なのは、チャレンジする意識だと思います。論文の発表や国際会議での発表をずっと英語で続けていると、それが当たり前になって論文執筆も国際会議でのプレゼンテーションも苦ではなくなるんですが、一旦期間が開いてしまうとそのブランクをどうしても自分で感じてしまう。ブランクの期間を作らないで研究を発信し続けるためにも、周りからのサポートはもちろん必要ですし、チームワークでの活動も必要になるのかなと思っています。

ブランクといえば、女性研究者のキャリア断絶の問題もあります。例えば妊娠・出産すると、軽く2, 3年ブランクができますが、その間、論文を一本も書かない、会議にも一回も出ないとなると、モチベーションはかなり低下してしまいますよね?

そうですね。私はまだ経験していないので何とも言えないんですけど、それが怖くて経験したくないという気持ちもあります。私は今助教なので、本当に頑張って、任期がない状況にする必要があります。そのためにも、なるべく継続して業績は出していきたいという気持ちがあります。

理系の研究者の業績評価についてお聞きします。研究者はどのような基準で所属機関その他から評価されるのでしょうか?

大学によりけりですが、私の今の状況では、インパクトファクターのなるべく高いジャーナルに投稿することが第一です。

書籍というのも非常に重要なんですが、それ以上にやはり論文の数とインパクトファクター、この二つが大事になってきます。文系の先生の状況が分からないので何とも言えないですが、私たちとしてはやはり論文の数を増やして業績の可視化をするというところにまず重点を置いています。書籍ですと、論文何本分というような文章量を書かなければいけないという点でも、そこまでまだ力を出せないかなと。

また、理系の場合には、かなりたくさんジャーナルが出ているため、その中から最適な専門誌を選べばよいということで、(書籍出版に重きを置く)文系とは文化が違うんでしょうね。

先生がエナゴを知ったきっかけは何でしょうか?

ホームページです。実はエナゴさん以前にお願いしていた会社にちょっと不満があって、ダブルチェックしてもらえるようなところが良いなと思って探していました。非常に有名な先生がホームページに出られていたので、そこで目星を付けて、当時勤めていた大学の方に取引があるかどうかを確認してエナゴを使い始めました。

エナゴについて評価できるポイントを教えてください。

たくさんのコースがあるところと、最近ポイントが付くところですかね(笑)。

コースがたくさんあるのが良いというのは、例えば、国際会議等の締め切りに合わせて急がなければいけないという状況がある一方で、ジャーナルへの投稿ではまずはきちんとしたものを書かなければならないという状況もある。そのため、自分の目的に応じてコースを選べるというところはすごく良いところだと思います。

あとやはり初めにも述べましたが、ダブルチェックが非常にありがたいです。コメントに対して回答していくうちに良いものも出来上がってくるため、複数名にチェックしてコメントをいただけるというのがありがたいのです。

例えば医学部の先生方では、日本語で論文を書いて翻訳サービスに渡している方も多くいるようですが、先生の分野では日本語で論文を書いてそれを翻訳するということはありえますか?

ありえますね。私も、日本語でまずベースを記載しながら、途中から日本語と英語が混合になっていきます。ここはもう英語でこういう風に言おうとすぐ思いつくときは思いつくんですけど、ちょっと考えなければいけないなというところを日本語にして書きます。

それは先生のスタイルなんですね。

わたしはそんなに資金力がないので、医学部の先生のようにすぐ翻訳サービスに回してっていうことはなかなかできないですね (笑)。あと、自分自身がきちんと理解して書きたいという点もあるので、やはりまだ研究者としては若い方なので、そういう点ではちょっと修行と言いますか、練習のつもりで毎回書いています。

アカデミックライティングを教えてくださるような先輩や指導教官というのはいらっしゃるんですか ?

Yes and No ですね。こういった書き方をした方がいいよとか、あるいはこの部分がわからないというようなやり取りを共著者の中でするという意味では Yes なんですけども、共著者がアカデミックライティングのプロフェッショナルかと言うと No なので、なるべく大学内での英文の書き方の講習などは受けるようにしています。

エナゴに対する要望などはございますか?

はい。ネイティブチェックされた先生とチャット形式などで、ディスカッションのようなことができるとありがたいなと思います。どういった形で修正されているのかとか、コメントに関しての詳細なご意見などを伺いながら、自分のジャーナル用なりプロシーディングスの論文を修正していければと。

現状では納得のいかないコメントに関しては、ダッシュボードのQ&Aから聞くようにしていますが、やはりそれだとディスカッションではなくて一方通行なので、校正者と直接ディスカッション、チャットができるとありがたいなと思います。

大変参考になります。清家先生、本日はありがとうございました。

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