これまでいくつか研究助成金に申請しているのですが、なかなか思うように申請が通りません。研究助成金の探し方や、審査で高評価を得られるような申請書の書き方があれば、教えてもらえますか。
ご質問ありがとうございます。
研究を進めるにあたり、研究費の確保はとても切実な問題です。いかにご自分の研究アイデアに注目してもらえるような申請書を書けるか、また熱意を伝えられるかが鍵となります。ここで、研究助成金申請に役立つ4つのポイントをご紹介します。
1. 自分にふさわしい助成金
助成金は対象者や研究テーマを限定していることがあります。申請者の性別や年齢に関する条件、優先して採択する研究テーマや分野が示されているはずですので、申請募集のガイドラインはしっかりと読みましょう。また、助成機関・団体は、独自の助成金申請テンプレート(書式)を公開していることが多いので確認してください。自分の研究に適した助成金に申請しなければ、時間と労力の無駄になってしまうので注意しましょう。
2.視覚に訴える工夫をする
助成金には何人もの研究者が応募します。審査員は限られた時間の中で、膨大な量の申請書に目を通します。細かい文章をじっくり読む時間は無く、一目でわかる図を頼りに、短時間のうちに内容を理解するのです。ぜひ、あなたの研究概要や研究デザインがわかる図を何枚か用意してください。また、文章においても、効果的な見出しを付ける、箇条書きにする、強調したいことはハイライトを入れるなどの視覚的な工夫を凝らしましょう。
3.所属機関のサイトなどで自分の研究を発信する(アウトリーチ)
助成金の審査員は、申請書を読んで審査するのですが、当然、申請者が発信する情報も調べるでしょう。もし、自分が審査員だったとして、想像してみてください。今、目の前に同じくらい素晴らしい申請書が2つあって甲乙つけがたい場合、Aさんのサイトには申請書と同じ内容の研究テーマと業績リストしか掲載されていないのに、Bさんのサイトにはそれに加えて、社会一般へのアウトリーチ動画やジャーナルに掲載された論文の研究成果を紹介するプレスリリースが掲載されていたら、どちらを選びますか?熱意こそが研究の原動力になることを、審査員はよく知っています。あなたの熱意を、インターネットを活用して積極的に発信しましょう。
4. アンテナをさらに広げ、海外の助成金にも応募する
既に助成金の公募情報を集めていらっしゃることとは思いますが、探す範囲を国内に限定していらっしゃいませんか?研究費の助成を行っている機関・団体は日本のみならず世界中にあります。英語で申請書を書くのは面倒にも思うかもしれませんが、英語でグラントの申請書を書くことは、より魅力的な論文(特にイントロダクション)を書き、国際会議で発表するための良いトレーニングにもなります。さらに助成金を申請すれば、自分が書いた申請書が審査をする海外の研究者の目に留まるわけで、これはあなたの存在をアピールする絶好のチャンスでもあります。大胆に挑戦してみましょう。英文校正会社に申請書の添削を依頼するのも一つの手です。
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