英語論文のキーワードを探すためのツールはありますか?
論文英語・英語アカデミックライティングに関するあらゆる疑問やお悩みを、京都大学で長年学術英語の指導にあたってきたパケット先生と、学術出版の動向を熟知するエナゴアカデミーの専属スタッフが、ズバリ解決いたします!
「Ask question」ボタンをクリックして、フォームに質問を入力してみませんか? どんな些細な質問でも構いません。匿名でご質問いただけます。皆様からのご質問、お待ちしています!
※お送りいただいた質問と回答は、回答の公開時に同時に公開いたします。
ご質問ありがとうございます。
キーワードは(1)研究の主要な概念(2)具体的な内容(3)総合的なテーマを示すものです。
研究分野にもよりますが、よく用いられるツールとしては以下のものが挙げられます。
- Medical Subject Headings (MeSH)
- Google Trends
- Keyword Tool
- Boolean Search
キーワードを選ぶ際には、引用件数に及ぼすインパクトも重要な要素です。目に留まりやすいキーワードなら引用される可能性も高くなります。ちなみにGoogle Scholarにキーワードを入力すると、関連性の高い論文から順に検索結果が表示され、論文の著者、引用件数、関連記事などがわかります。その分野での論文の位置づけを知りたいときにGoogle Scholarは大変便利なツールです。
キーワードの選び方については、こちらの記事にも詳しく書かれていますので参考にしてみてください。
また、論文を書き終えたら、投稿する前に英語ネイティブの専門家に読んでもらいましょう。エナゴの英文校正サービスでは、論文と合致する分野の学位を持つ専門家2名が原稿を一流国際誌にふさわしいクオリティにブラッシュアップして、アクセプトの可能性を高めます。
グレン・パケット
1993年イリノイ大学(University of Illinois at Urbana-Champaign)物理学博士課程修了。1992年に初来日し、1995年から、国際理論物理学誌Progress of Theoretical Physicsの校閲者を務める。京都大学基礎物理研究所に研究員、そして京都大学物理学GCOEに特定准教授として勤務し、京都大学の大学院生に学術 英語 指導を行う。著書に「科学論文の英語用法百科」。パケット先生のHPはこちらから。