英文校正サービスは、研究者だけが使うものではありません。修士論文はもとより、卒業論文など学部生が書く原稿も依頼の対象としているサービスが一般的です。
この記事では、学生が英文校正を依頼するときに費用を抑える方法、無料のツールで足りる範囲、そしてサービスを選ぶ際に確認しておきたいポイントを整理しました。初めて依頼する方でも判断できるよう、順に見ていきます。
学生が英文校正を依頼するのはどんなとき?
英文校正は、ジャーナルへの投稿論文だけを対象にしたものではありません。
学位論文など、学生が提出する原稿も依頼できます。どのタイミングで検討することが多いのか、原稿の種類ごとに整理しました。
| 原稿の種類 | 英文校正を検討するタイミング |
|---|---|
| 卒業論文 | 提出前。全文を対象にする場合と、要旨のみを対象にする場合があります |
| 修士論文・博士論文 | 提出前。分量が多いため、章ごとに分けて依頼することもあります |
| 学会抄録・ポスター | 申込締切前。原稿が短いため、比較的短い納期で対応できることが多いです |
| 投稿論文 | ジャーナル投稿前。投稿規程に沿った体裁の確認も必要になります |
一般的に指導教員に見てもらえるのは、主に研究の内容や論文の構成です。英語表現の細部まで確認してもらえるとは限りません。英文校正サービスは、その部分を補う役割と考えるとよいでしょう。
学生が英文校正の費用を抑える3つの方法
英文校正の料金は、原稿の単語数と納期によって決まるのが一般的です。つまり、この2つに関わる部分を見直すことで、費用を抑えられる余地があります。
ここでは、学生が取れる方法を3つ紹介します。
① 所属大学の支援制度を確認する
大学によっては、ライティングセンターや図書館などが、英文校正に関する支援制度を設けている場合があります。
制度の有無や内容は大学ごとに大きく異なりますので、まずは所属大学の窓口や研究支援の担当部署に確認してみてください。学内ポータルや掲示で案内されていることもあります。
また、大学によっては、大学院生等の学生が外国語で執筆する原稿の校正費用の一部を補助するような制度を設けている場合もあります。補助を受ける場合は、見積書・納品書・請求書などの書類が必要になることが多く、学内の手続きにも日数がかかることや、申請期間が限定されていることもあります。その分の時間も見込んでおきましょう。
② 納期に余裕をもたせる
多くの英文校正サービスでは、納期が短いほど料金が高くなります。
提出期限から逆算して早めに依頼すれば、その分だけ費用を抑えられます。とくに学位論文は提出期限を動かせません。原稿がある程度仕上がった段階で、いつまでに依頼するかを先に決めておくとよいでしょう。
エナゴでも納期プランによって料金が異なりますので、「英文校正の料金と納期」で提出期限に合うプランを確認してみてください。
③ 校正を依頼する範囲を絞る
料金は単語数に応じて決まるのが一般的です。そのため、全文ではなく、要旨・序論・考察など重要な部分に絞って依頼する方法もあります。
ただし、章ごとに分けて依頼すると、用語や表記が全体でそろわなくなる可能性があります。範囲を絞る場合は、統一したい用語のリストなどを校正サービスにあらかじめ提供しておくとよいでしょう。
無料の英文校正ツールで足りる場合と、足りない場合
無料で使える英文校正ツールやAIツールは増えています。ただし、無料ツールで対応可能な範囲と、そうでない範囲があります。
まずは下の表で違いを確認してください。
| 無料ツールで対応しやすいこと | 対応が難しいとされること |
|---|---|
|
|
無料ツールで進めやすいケース
提出前のセルフチェックや、短い課題、メールなど、公式な提出物ではない文章であれば、無料のツールでも十分に役立ちます。
下書きの段階で目立つ誤りを取り除いておくと、その後の作業が進めやすくなります。
人による英文校正を検討したいケース
一方で、学位論文や投稿論文のように評価・審査の対象になる原稿では、専門分野特有の表現や、論文全体を通した一貫性まで確認する必要があります。
英文校正証明書の提出を求められる場合は、利用する校正サービスが証明書の発行に対応しているかもあわせて確認しておきましょう。AIツールと人による校正の違いについては「英語校正【論文編】AI時代に人による校正は必要か」に詳しい解説があります。
学生が英文校正サービスを選ぶ際の確認ポイント
英文校正サービスを選ぶ際は、料金だけで決めずに、自分の原稿や状況に合うかどうかを確かめておくことが大切です。
確認しておきたい項目を表にまとめました。
| 確認すること | 内容 |
|---|---|
| 納期 |
|
| 専門分野への対応 |
|
| 原稿の種類 |
|
| 支払い方法 |
|
| 納品後の対応 |
|
提出期限から逆算して納期を選ぶ
学位論文の提出期限は動かせません。納品された原稿を自分で確認し、必要に応じて修正する時間も見込んだうえで、依頼日を決めましょう。大学によっては製本や提出の手続きに数日かかる場合もありますので、その分も含めて逆算しておく必要があります。
所属大学・機関の書式やルールを伝える
投稿論文はジャーナルの投稿規程に、学位論文は大学や研究科の書式規定に沿う必要があります。書式規定は所属機関によって異なりますので、依頼するときに指定を伝えられるかどうかを確認しておくとよいでしょう。
学位論文の校正については「学位論文英文校正サービス」もあわせてご覧ください。
エナゴの英文校正の無料特典
エナゴの英文校正では、追加料金なしでご利用いただける特典をご用意しています。
学生の方に限らずご利用いただけますが、特典によって対象となるプランや原稿の単語数などの条件が異なります。
| 特典 | 内容 | 対象プラン・条件 |
|---|---|---|
| 英文校正証明書 | 英語ネイティブによる校正を受けたことを証明する書類です | AIプラス英文校正を除く全プランで無料提供 |
| 原稿評価カルテ | 英語の質や論文執筆力について、担当校正者が採点したレポートです | ノーマル英文校正・アドバンス英文校正で無料提供 (1,000単語以上の原稿が対象) |
| 投稿規程に沿ったスタイル調整 | マージン、行番号、フォント、引用スタイルなどを調整します | AIプラス英文校正を除く全プランで無料提供 |
| 単語数削減 | 文意を変えずに、英文の単語数を削減します | ノーマル英文校正は10%まで、 アドバンス英文校正・トップインパクト英文校正は20%まで削減 |
| 英文カバーレター | 論文投稿時に添えるカバーレターを校正者が作成します | アドバンス英文校正・トップインパクト英文校正で無料提供 (1,000単語以上の原稿が対象) |
| 論文診断レポート | 第三者の視点で論文を査読し、投稿前に対応すべき点を報告します | トップインパクト英文校正で無料 |
各特典の詳細は「無料特典サービス」のページでご確認いただけます。
エナゴでは、原稿の単語数を入力するだけで料金を確認できる自動お見積もりツールもご用意しています。ご依頼前でも無料でお使いいただけますので、まずは提出期限に間に合う納期と、料金の目安をご確認ください。
まとめ|学生の英文校正は「納期」と「単語数」で費用が変わる
英文校正の料金は、原稿の単語数と納期で決まるのが一般的です。
提出期限から逆算して早めに依頼すること、依頼する範囲を整理しておくことが、費用を抑えるうえでの基本になります。サービスを選ぶ際は、納期・専門分野・原稿の種類・支払い方法・納品後の対応などを確認しておきましょう。
エナゴでは、単語数と希望納期を入力するだけで料金の目安が分かる自動お見積もりツールを無料でご利用いただけます。提出期限が決まっている方は、まず納期から逆算して「無料お見積もり」をご確認ください。
参考文献
- 法政大学大学院「外国語校閲補助」https://www.hosei.ac.jp/gs/gakuhi/kenkyu_jyosei/koetsu_hojo/




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