聞き手を引き込むプレゼンのコツ

研究成果を発表するプレゼンテーションにおいて、説得力のあるスライドとともにメッセージを伝えることはとても重要です。スライドがあれば、聞き手に聴覚だけでなく、視覚でも研究の重要なポイントを印象付けることができるからです。研究成果について興味を引き、理解してもらうことが目的ですから、スライドはこの研究内容のポイントを端的に伝え、聞き手をプレゼンにぐっと引き込むためのツールとして機能するように作成するべきです。

とはいえ、あくまでスライドは発表内容を効果的に伝えるサポートをしてくれるツールです。スライドに書かれた内容を見ながらそれを読み上げるだけでは、あたかもスライドが主役のようです。先ほども述べた通り、目的は発表内容について興味を持ってもらうことなので、聞き手と向き合い、語りかけ、コミュニケーションをとることを心がけましょう。

ここでは、効果的なスライドの作成方法とプレゼンの仕方についてのポイントを紹介します。

■ プレゼンを成功させるための3つのポイント

1.スライドはあくまでもシンプルに
研究内容は細かくすみずみまで説明したくなるものですが、スライドに文字が詰め込まれすぎていたら、果たして聞き手は読みきれるでしょうか。文字ばかりでは興味が失せてしまいますので、一目で言いたいことが伝わるよう、簡潔にまとめる必要があります。

Useful Tips for Creating Impressive PowerPoint Presentations_2

[スライド作成時のポイント]
・スライドの向きは横向き
・スライドの枚数は極力少なめに。フォントや色使い、テーマ(デザイン)は統一。
・フォントは読みやすい大きさで。
・書き込みすぎには注意。
・データはテキストで示すより、見やすい図表に加工。
・図表は強調したい箇所を反対色で示すなどして注目度を上げる
・(反射して見えづらくなる可能性があるため)明るすぎる色は使わない
・紛らわしい図表、不要なアニメーションを使わない

2.スライドを読み上げない
スライドの内容を一目でわかるようシンプルに仕上げることができれば、聞き手は見た瞬間にメッセージを理解できるようになります。そのスライドをそのまま読み上げただけでは、聞き手の興味はつかめません。発表者は、スライドを目にした聞き手にさらなる興味を持ってもらえるよう、内容を補足しながら語りかけるように話を進めていきましょう。その際は、はっきりと聞き取りやすい言葉で伝えることを心掛けることも忘れずに。また、1枚のスライドに時間をかけすぎると聞き手が飽きてしまう可能性もあります。テンポよく進めていきましょう。

3.不測の事態に備える
特に初めての研究発表などの際には、誰でも緊張するものです。ただでさえ緊張しているのに、いざ始めようと思ったらPCが作動しない、プロジェクターでうまく投影できない、といった事態が起こっては大変です。事前にきちんと操作できるか確認しておきましょう。レーザーポインターの操作方法(スライド送りの機能が付いているものもあるので)も確かめ、予備のものを持っておくと一層安心です。また、重い画像データや動画を入れ込んでいるような場合は特に、それらがきちんと表示されるか、また発表時間内に収まるかなどを確認しておくことをおすすめします。それでも発表中に何か起きてしまったら、落ち着いて設備担当者などサポートスタッフの助けを借りましょう。

いかがでしたか。ぱっと目に飛び込むメッセージ性のあるスライドを活用しながら、効果的に聞き手に意図を伝えるためには、十分な準備が必要と言えそうです。また、繰り返しになりますが、発表の目的は、研究内容について興味を引き、理解してもらうことです。時間配分通りに発表を終えることも重要ですが、聞き手からの質問に答える時間にも配慮しましょう。根拠となるデータなどを示しながら、丁寧に回答することが大切です。

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