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プレゼンのQ&Aセッションを効果的に行う6ポイント

学会は、プレゼンを通して自身の研究を他の研究者に知ってもらい、意見をもらうのに理想的な場です。口頭発表かポスター発表か、発表する論文はショートペーパー(ページ数の少ない論文)とするかフルペーパー(ある程度のページ数のある論文)とするかなど、発表のやり方にもいろいろあります。学会以外でも、ラウンドテーブルやパネルディスカッション、ワークショップでプレゼンをする機会もあるでしょう。

いずれの形式にせよ、発表に伴うQ&Aセッション(質疑応答)の準備をしておくことは非常に重要です。プレゼンの後に寄せられる質問に対して説得力のある回答ができれば、聞き手に響きますし、自身の専門性を示せるいい機会にもなります。同時に、発表内容を確実に印象に残すことができるでしょう。とはいえ、ベテランの研究者でも不安を感じることの多いQ&Aセッション。成功させるためのポイントを見ていきましょう。

Q&Aセッションとは

Q&Aセッションとは、聞き手が直接発表者に質問できる時間で、プレゼンの後に設けられるのが一般的です。質問内容は、発表の中で触れた特定の内容についてかもしれませんし、関連する研究、最近のニュース、もしくは研究テーマの背景についてかもしれない……そうです、質問内容がわからないという点がQ&Aセッションのもっとも難しいところです。

プレゼンの準備はできても、どんな質問が寄せられるか分からないQ&Aセッションの回答を準備しておくことはできません。発表に慣れている研究者でもQ&Aセッションを恐れる理由はここにあるのかもしれません。ただ、逆にQ&Aセッションを聞き手とコミュニケーションを取り、発表では触れられなかった、もしくは深く言及できなかった点を説明できるチャンスととらえればどうでしょうか。質問されることで、研究内容について気づかなかった見方や補強すべき点を発見できる可能性もある有益な機会ととらえることもできます。

効果的なQ&Aセッションを行うポイント

学会発表など、各種のプレゼンのQ&Aセッションを効果的に行うためのポイントはいくつかあります。

・想定問答を作成する
プレゼンの準備をする際に、一緒にQ&Aセッションの準備もしておきましょう。過去の研究発表における経験などを踏まえ、聞かれそうな質問を想定し、回答を用意しておくのです。

・質問の方向性を定めるために明確な線引きをする
実際のQ&Aセッションの際は、プレゼンテーションの内容に対する質問のために設けた時間であること、その時間は限られていることを明言しておきましょう。質問者が自由に自分の意見を述べたり、発表をしたりする時間ではないということを理解してもらい、質問内容が発表内容と呼応するように線引きをしておきます。

・質問のとっかかりを作る
もし質問が出てこなければ、自分から例を挙げて質問しやすい雰囲気を作ってみましょう。例えば、「私がよく聞かれる質問は…」といった具合です。こうすることで、質問してほしい方向を示すこともできます。

・わからないことは正直に
答えられない質問をされると神経をすり減らすものです。でも心配いりません。もし答えがわからなければ、その質問は研究の範囲を超えているとの見解や、もしくは、その解を得るためにデータを収集しているところだというような状況を率直に伝えればいいのです。取り繕ってあいまいな回答をするよりも断然いいでしょう。

・常に全員に向かって回答する
回答する際、質問者だけに向かって話さないようにしてください。あくまでもQ&Aセッションは聞き手全員が参加している場です。質問をわかりやすく言い換える、聞き手全員に視線を配るなどして、、プレゼンが終了するまで話に興味を持ち続けてもらうようにしましょう。

・異なる意見を受け入れる
もし自身の意見に異を唱える人がいても戦わないでください。相手の意見を認め、「私の研究では異なる結果が出ています」、「ご意見をいただきありがとうございます。この点について考え方の異なる方がいることも理解しています。」といった具合で対応しましょう。

Q&Aセッションは、自身のプレゼンを聞いて研究に興味を持ってくれた人たちとコミュニケーションをとれる貴重な機会です。できるかぎり準備をして臨み、リラックスして、楽しみましょう。


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