compose、comprise、 consist、constitute、form

動詞「compose」、「comprise」、「consist」、「constitute」、「form」の意味は5語とも似ており、いずれにも「構成する」(「構成される」)、「成す」(「成る」)、「成り立たせる」(「成り立つ」)という意味があります。
しかし意味や用法の上で留意すべき点があります。ここではそれぞれの動詞の特徴を述べていきます。

まず、正しい用法の例を見てみましょう。

(1) The brain is composed of neurons and neuroglia.
(2) This set consists of only four points.
(3) Their approach constitutes a general method for constructing solutions to this class of equations.
(4) This symphony comprises three completely independent and seemingly unrelated movements.
(5) With the operation defined above, these four elements form a group.

上記の例文はそれぞれの動詞の特徴を示しており、以下にそれら特徴についての説明を行います。

「consist」は単に、ある物事がある成分や要素などから成り立っているという意味を表します。また、「A consists of B, C and D」は「AがB、C、Dという要素からのみ成り立つ」という意味を表し、「B、C、D以外にはAの構成要素がない」ということを含意します。

「compose」は「consist」と同様、ある構成要素が合成物、複合体、集合体、集団などを作り上げるという状態を表しますが、そうした構成要素が何らかの「過程」や「手順」を経て合成物などを形成するようになったという意味も伝えます。

「A constitutes B」は、「AがBを構成する」というよりは、むしろ「Aが構成するものはBに等しい」、あるいは「Bと見なされうる基準を満たす」という意味を表します。

「comprise」は、多くの場合において「consist of」と近い意味で用いられますが、「include」(「含む」)の同義語として用いることもできます。

「form」には、ある合成物と見なされるものがそれを構成する要素の単なる「集まり」ではなく、それぞれの構成要素どうしの関係によって「その集まり以上のもの」になっているという意味が含まれます。


glenn

グレン・パケットGlenn Paquette

1993年イリノイ大学(University of Illinois at Urbana-Champaign)物理学博士課程修了。1992年に初来日し、1995年から、国際理論物理学誌Progress of Theoretical Physicsの校閲者を務める。京都大学基礎物理研究所に研究員、そして京都大学物理学GCOEに特定准教授として勤務し、京都大学の大学院生に学術英語指導を行う。著書に「科学論文の英語用法百科」。パケット先生のHPはこちらから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です