英語の並列構造とは – Parallelismについて
チャールズ・ディケンズは長編小説『二都物語(A Tale of Two Cities)』の冒頭の一文「あれは最良の時代であり、最悪の時代だった。(新潮文庫『二都物語』加賀山卓朗/訳より)」に並列構造(ParallelismもしくはParallel structure)と呼ばれる文学的手法を用いていました。 並列構造とは、文法的に同じ属性を持った語、句や節、文の音韻あるいはリズムを繰り返しバランスよく用いることで意図的な効果を生み出す手法です。同じ語句、この場合「~の時代」をバランスよく繰り返すことで、リズムを生み、言葉による説得力とインパクトを与えています。 英語の並列構造とは 英語の並列構造では、単語、語句(フレーズ)、節、文、またはその他の文法要素を同じ形式で並べることによって、効果的にメッセージを強調します。複数の語句や節などを接続詞でつなぐことで、文にバランスをもたせながら、首尾一貫した内容を作り出すのに役立ちます。 ただし、機能が異なる語句や表現を並列してしまうのは間違い(並列構造の破綻)です。特に、学術論文における並列構造のミスは論理性の欠如にもつながるので注意が必要です。 並列構造の例 並列構造とは、複数のアイデアを同じレベル(重要度)で並べるものなので、接続詞でつなげる要素(単語や表現)が同じ文法的形式(品詞、時制、構造)であることが原則です。 以下の例を見てください。 “Alice ran…