12月25日(金)
14:10 – 15:10(日本時間)
エナゴは、医学・科学出版社のThieme Medical Publishersと共同で、第82回耳鼻咽喉科臨床学会 総会・学術講演会に参加し、さまざまなキャリアステージにいる医学研究者に向けた症例報告の書き方に関するセッションを開催いたします。
医療従事者および保健科学の研究者は、医学および科学をとどまることなく発展させるため、研究成果を着実にかつ効果的に公開していくことが求められます。同学会での教育セミナーの一環として、経験豊かな生化学研究者であり、エナゴアカデミーの出版・トレーニングコンサルタントでもある濃野勉博士が、著名な医学雑誌(医学ジャーナル)への論文出版を成功させるために役立つ貴重な見識をお伝えするワークショップ「医学論文の発表―症例報告の論文を書くために―」を開催します。
セッションでは、症例報告(ケースレポート)の書き方から発表までの細かな注意事項や、適切なジャーナルの選択方法、ジャーナルにリジェクトされた場合の対処法、さらに出版倫理などについてお話くださいます。是非ご参加ください。
このセッションは、以下の内容についての理解を深めていただける内容となっています。
- 症例報告の発表に関する概要
- 適切なジャーナルの選び方
- 症例報告の構成
- 提出方法、再提出方法、査読コメントへの効果的な対応方法
- 症例報告における出版倫理
講師プロフィール
濃野勉 博士
(生化学)
- 40年以上にわたり分子生物学・発生生物学の研究に携わり、246報の査読付き論文をGenes to Cell、Stem Cells、BMC Molecular and Cell Biology、International Journal of Cell Biology、Journal of Molecular Signalingなどの主要国際誌に発表。引用件数は7050件におよぶ(h指数は43)。
- 東京都立大学にて生化学を専攻し博士(理学)を取得。川崎医科大学医学部助手・助教授を経て教授に就任し、利益相反委員長および倫理委員会副委員長を歴任。
- 現在、川崎医科大学(公衆衛生学)および岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(細胞組織学)にて客員研究員。