「オープンアクセス・ジャーナルについて知っておくべき3つのこと」
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こんにちは。ユレイタス学術出版オンラインセミナー 第1回ご覧いただきありがとうございます。
本日のテーマは、「オープンアクセス・ジャーナルについて知っておくべき3つのこと」です。
その3つとは、「オープンアクセスとは何か」「オープンアクセスの種類」「オープンアクセスの利点」です。
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それでは、まず「オープンアクセスとは何か」についてみていきましょう。オープンアクセスとは、ジャーナルに掲載された論文の全文を、制約も課金もなしに、ウェブサイトからダウンロードし使用できるというものです。これにより、誰もが最新の学術論文を購読契約なしに閲覧でき、多くの場合、クリエイティブ・コモンズのライセンス規約の範囲内で利用できます。
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次に、「オープンアクセスの種類」をみてみましょう。オープンアクセスには3つの種類、タイプがあります。最初のタイプが、「ゴールド・オープンアクセス」と呼ばれるものです。これは、著者や研究機関が出版費用を支払うことでジャーナル自体が無料で公開されるものです。2番目のタイプが「グリーン・オープンアクセス」です。このタイプでは、著者が料金を支払うことはありません。出版社が他の購読型ジャーナルと同様に購読者に ジャーナルを販売しますが、半年や1年など、一定期間が経てば、著者に掲載論文の公開を認めるものです。著者は機関リポジトリなどのアーカイブに論文をアップロードして無料公開します。この遅延型のグリーン・オープンアクセスには多くのファンドが資金提供を行っています。3番目のタイプが「ハイブリッド・オープンアクセス」です。これは購読型のジャーナルで、著者が料金を支払うことで自らの論文をオープンアクセスにできる、というものです。現在では、学術論文のグローバルなオープンアクセスが求められています。
つまり、世界中のどのジャーナルもオープンに閲覧できるという状況で、出版する側がコストを負担することはあっても、読み手が費用を支払う必要はないという状況です。
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最後に「オープンアクセスの利点、アドバンテージ」についてお話しします。まずオープンアクセスでは、人々が自由に最新の論文を閲覧できるようになり、読まれる数も、引用される数も、つまり被引用数も上がります。また、学術研究の究極の目的は、知識の更新により社会を発展させていくことですからオープンアクセスはイノベーションのきっかけにもなります。さらに、オープンアクセスは、多くの研究助成機関のポリシーにも合致しています。
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本日は、オープンアクセスについて、簡単にお話しさせていただきました。
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