fartherとfurther

形容詞・副詞の働きをする「farther」と「further」は両方とも「far」の比較級であり互換性もありますが、意味上の重要な違いもありますので注意が必要です。
2語とも「より遠い(遠く)」、「もっと先(に)」、「遠い方の」という意味で用いられますが、一般に「farther」は物理的な距離に、「further」は非物理的な距離に対して用いられます。下記にその使い分けの例を示します。

(1) I walked 10 km farther than I needed to.

(2)The two groups’ positions on the key issues were further apart after the meeting than before.

また、「further」は「farther」より広い意味を持ち、「farther」にはない「さらに」、「その上(に)」、「さらなる」という意味も持っています。以下にそのような場合の用例を示します。

(3) Further discussion of this point is given below.

(4) They requested further funding for their research.

(5) This is the first experiment of its kind to yield such clear results. Further, it was performed using a very simple technique.

上記の例文で「further」を「farther」に置き換えると、文全体は意味を成さなくなってしまいます。


Dr. Paquette

グレン・パケットGlenn Paquette

1993年イリノイ大学(University of Illinois at Urbana-Champaign)物理学博士課程修了。1992年に初来日し、1995年から、国際理論物理学誌Progress of Theoretical Physicsの校閲者を務める。京都大学基礎物理研究所に研究員、そして京都大学物理学GCOEに特定准教授として勤務し、京都大学の大学院生に学術英語指導を行う。著書に「科学論文の英語用法百科」。パケット先生のHPはこちらから。

2
Leave a Reply

avatar
10000
1 Comment threads
1 Thread replies
0 Followers
 
Most reacted comment
Hottest comment thread
2 Comment authors
エナゴ学術英語アカデミーHayata Recent comment authors
  Subscribe  
Notify of
Hayata
Guest
Hayata

If I ask you something which I want to know about English, do I have to pay some money for you?

エナゴ学術英語アカデミー
Admin
エナゴ学術英語アカデミー

Hayata様
このたびは「パケット道場~初級アカデミック英語講座~」にコメントをお送りいただき、ありがとうございました。
記事内容についてご質問がある場合には、「コメントを残す」で送信いただくとパケット先生がご回答くださいます。お支払いいただく必要はございません。
また、エナゴ学術英語アカデミーでは、パケット先生に学術英語についてご質問いただける「教えてパケット先生!学術英語Q&A」のコーナーを設けており、こちらも無料でご利用いただけます。英語に関するいろいろなご質問をお送りいただけますので、既にアカウントをお持ちの場合は、ログインして質問をご入力・送信ください。
https://www.enago.jp/academy/ask-english-expert/
ともにHayata様の英語学習にご活用いただければ幸いです。
引き続き「エナゴ学術英語アカデミー」をご利用いただけますよう、宜しくお願い致します。
エナゴ学術英語アカデミー