It is… to… 構文 について

例えば、”It is important to take an integrated approach to provide optimal care to patients.,”のような”It is… to…” 構文 は重要な情報が後回しになるため好ましくなく、”Optimal care of patients requires an integrated approach.”のようにSVO構文で主題を早く提示すべきだ、と推奨する方もおられます。
しかし実際の論文では”It is…to…”構文も頻出しているようにも見受けられ、あまり気にするほどのことでもないようにも思います。どのように考えたら良いのかご教授いただければ幸いです。
これは、あまり気にするほどのことでもないというよりはケースバイケースです。
主題を際立たせるためにはそれを表す語句を文頭におくことが最適なケースが多いですが、例えば主題が以前に持ち出され、今度はその背景となっている主題について新しい情報を提供する場合には、主題を後回しにすることが自然です。
また、「optimal care of patients」のように、主題を表す表現が長い場合にはそれを主語として使うと文がぎこちなくなる傾向がありますので、(主題を持ち出す文においても)空主語にして主題を述部で示すことが望ましくなりがちです。