approximately と substantially
「物や現象を量的に比較したり、何か量や数値について述べたりする場合、「おおよそ」、「ほとんど」、「ほぼ」、「大体」、「約」などという意味を示すためには、一般にaboutよりapproximatelyを用いた方がふさわしい。」*1 のご解説について質問です。approximately の他に substantially という語が使用されるのをよく目にします(特許翻訳業界では、 substantially の方がよく使われている印象があります)が、approximately の代わりに
substantially を使用するのは何か問題がありますでしょうか?また、approximately と substantially のニュアンスの違いがありましたら教えていただければ幸いです。
形容詞「substantial」には幾つかの本質的に異なった意味があります。一般的な用法では、その主な意味として(使用頻度が多い順に)「of non-negligible amount, size, degree…」、「tangible or material」、「essential or fundamental」、「of real worth or effect」が挙げられます。
副詞「substantially」が「essentially or fundamentally」の意味で用いられる場合は、用法によって「approximately」という意味で捉えることもできます。例えば、「These methods are substantially the same」(「これらの方法は実質的に同じである」)における用法は典型的です。ただし、この用法に関して注意すべき点が二つあります。まず、「値が近い」といった意味で定量的な比較を行うためには「substantially」は不適切で、「approximately」を使うべきです。それから、法律用語としての「substantially」には特別な意味が含まれます。例えば、「same or substantially the same」は「patentably indistinct」 (「特許的に区別できない」)と定義されています。*2
*2: 例えば、 Cornell Law School Legal Information Institute を参照してください。


学術界の最新の動向