無意味

PhDが無意味に感じられる理由と対処法

オーストラリア国立大学のインガー・ミューバーン(Inger Mewburn)准教授が、大学院で勉学に勤しむ学生さんにお役立ち情報をお届けするコラム「研究室の荒波にもまれて(THE THESIS WHISPERER)」。今回はPhD課程(博士課程)の学生が襲われる無力感、そしてそれに対処する具体的な方法について解説します。 内容についての注意事項からお伝えします。この連載では、明るく、役立つことがらについて書くよう心がけていますが、この記事では不安やうつ状態など、精神衛生に関わる話に触れています。 抵抗のある方は閲覧をお控えください。サイトを離れる前に、子猫のGIFをどうぞ。 マット・マイトの‘The Illustrated Guide to the PhD’によると、PhDとは知識の顔に突き出た「おでき」だということです。 ぜひ、ページをご覧いただきたいのですが、マイトは、人類の知の総和を大きな円で、個々の知識を小さな円で図示します。そして、個人のPhD研究を、大きな円の縁の部分から突き出す小さな膨らみとして表示しています。 PhDという「おでき」です。 マット・マイトはいい奴で、彼の図にも説得力があります。彼が言いたいのは研究が積み重なることにより、人類の知識の総和が徐々に大きくなっていくということです。個々のPhDが革新的である必要はありません。個人の貢献が微々たるものでも、多くのPhD取得者の「おでき」が集まることで、大きな意味を持つというのです。…