学術出版R

PhDの研究を学術書として出版するには Part3

オーストラリア国立大学のインガー・ミューバーン(Inger Mewburn)准教授が、大学院で勉学に勤しむ学生さんにお役立ち情報をお届けするコラム「研究室の荒波にもまれて(THE THESIS WHISPERER)」。PhDの研究を学術書として執筆し出版する方法について述べた「PhDの研究を学術書として出版するには」のPart3です。この記事に先立つPart1では出版する媒体と出版社との連絡、アイデアの売り込みについて。Part2では契約の交渉方法についてお伝えしてきました。Part3では、編集・校正プロセスからマーケティングまでのステップを紹介します。 このシリーズは、PhD、あるいは研究者としてのキャリアの早い段階で自分の研究を学術書にするプロセスをお伝えするために書いたものですが、すべての学術分野が書籍の出版に関心を示すわけではなく、学会発表やジャーナルへの論文掲載、もしくは展示発表などが重視される分野もあることにも留意しておきましょう。 まだお読みでない場合は、こちらからPart1とPart2をどうぞ。 Part1では、書籍にしないという選択肢も含めて、機会を見極めて出版社に連絡しアイデアを売り込むことについてお話し、Part2では、出版社に興味を持ってもらい、契約にこぎつける方法について紹介しました。 Part3では、実際的な課題に焦点を当て、書籍の執筆と編集・校正のプロセスで起こり得ることについてお伝えしたいと思います。 ステップ6:売り込みが奏功して無事に書籍化が決定!今こそ"Be careful what you wish for because…