大学院生

なぜPhDを辞めるの?

オーストラリア国立大学のインガー・ミューバーン(INGER MEWBURN)准教授が、大学院で勉学に勤しむ学生さんにお役立ち情報をお届けするコラム「研究室の荒波にもまれて(THE THESIS WHISPERER)」。研究者の能力開発も担うミューバーン氏にとって、試練に満ちたPhD生活の中でどうしたら研究者がモチベーションを保ち続けることができるのかは大きな課題の一つです。今回は、がん患者の思考分析方法を、PhDを辞めるべきか悩んでいる学生の思考分析に置き換えてみたりしながら、揺れ動くPhDの気持ちを紐解くコラムです。辞めるか悩んでいる研究者の気持ちの整理や、悩んでいそうな同僚とどう接するべきか・・・に一つの答えはありませんが、考える一助になるかもしれません。 私は、Quality in Post graduate Research conference (QPR)というオーストラリアの研究教育関係者が集まる会合に参加し、2012年にBJエプスタイン(BJ Epstein)によって書かれた『PhDを辞めるべきか?(原題:Should you quit your…