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「図」の英訳に使える表現 – figure, scheme, diagram, graph, illustration, chart

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論文中の図のナンバリングの際に、Figure, Chart, Scheme など複数の語を使い分けているのを見かけますが、これらの使い分けの基準はなんでしょうか?


(元のご質問件名:Figure、Chart等の図の名前の使い分け)
 

「図」の英訳として使える表現はたくさんありますが、学術論文における通常の用法では、殆どの場合、「figure」、「scheme」、「diagram」、「graph」、「illustration」、「chart」のいずれかが最適でしょう。

これらの英単語の使い方に関しては、「figure」が総称であり、「scheme」、「diagram」、「graph」、「illustration」、「chart」と呼ばれるのは「figure」に示されるものだと考えればよいです。例えば、「Figure 1 contains a chart describing…」や「The graph in Figure 2 depicts…」が典型的な関係を示します。

なお、「scheme」、「diagram」、「graph」、「illustration」、「chart」の使い分けを簡潔に説明します。「scheme」と「diagram」は意味が近くて、何らかの仕組み、機構などの機能や内部構造、あるいは物事の込み入った関係性を示すものを表すことが多いです。「graph」は日本語の「グラフ」に対応し、数量や関数関係を表すものです。「chart」には主な意味が2つあります。それらの意味ではそれぞれ「table」(「表」)と「graph」と同義です。一般用法では「illustration」は「イラスト」に対応しますが、学術論文では「schematic diagram」(「概略図」)という意味で使われます。
 

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グレン・バケットGlenn Paquette

1993年イリノイ大学(University of Illinois at Urbana-Champaign)物理学博士課程修了。1992年に初来日し、1995年から、国際理論物理学誌Progress of Theoretical Physicsの校閲者を務める。京都大学基礎物理研究所に研究員、そして京都大学物理学GCOEに特定准教授として勤務し、京都大学の大学院生に学術 英語 指導を行う。著書に「科学論文の英語用法百科」。パケット先生のHPはこちらから。

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