参考文献の取捨選択に関するアドバイスをください。
「英語論文で○○ってどう書けばいい?」「グラント申請の書き方のコツは?」「学会発表の英語プレゼン対策は?」
論文英語・英語アカデミックライティングに関するあらゆる疑問やお悩みを、京都大学で長年学術英語の指導にあたってきたパケット先生と、学術出版の動向を熟知するエナゴアカデミーの専属スタッフが、ズバリ解決いたします!
「Ask question」ボタンをクリックして、フォームに質問を入力してみませんか? どんな些細な質問でも構いません。匿名でご質問いただけます。皆様からのご質問、お待ちしています!
※お送りいただいた質問と回答は、回答の公開時に同時に公開いたします。
論文英語・英語アカデミックライティングに関するあらゆる疑問やお悩みを、京都大学で長年学術英語の指導にあたってきたパケット先生と、学術出版の動向を熟知するエナゴアカデミーの専属スタッフが、ズバリ解決いたします!
「Ask question」ボタンをクリックして、フォームに質問を入力してみませんか? どんな些細な質問でも構いません。匿名でご質問いただけます。皆様からのご質問、お待ちしています!
※お送りいただいた質問と回答は、回答の公開時に同時に公開いたします。
ご質問ありがとうございます。
論文を書く際に、何をどこまで引用するか、どちらの論文を引用するかは、とても悩ましい問題です。引用に関しては以下の点に気をつけましょう。
- リサーチクエスチョン(研究課題)を提示するのに必要な根拠、用いた手法、自分とは異なる立場の意見など、研究に関連する論文を漏れなく引用するようにしましょう。
- 引用する前に、その論文を丁寧に読み、本当に引用する価値があるかどうか、また正しく引用しているかどうかを検討しましょう。
- 引用はきめ細かく正確に行いましょう。必要に応じて、同じ文献を論文の異なる箇所で何回も引用するというケースも出てくるはずです。
- むやみに自身の既発表論文を引用しないようにしましょう。自己引用の頻度が高いと、いわゆるサラミ出版(1つの研究をわざと複数の論文に発表して業績の水増しを図ること)ではないかと疑われかねません。
- 一部のジャーナルは参考文献の数を限定しています。引用はランダムに行うのではなく、重要度を考慮し優先順位をつけて行いましょう。
- 論文の種類にふさわしい数の文献を引用しましょう。総説やシステマティックレビューであれば、参考文献の数は原著論文よりはるかに多くなります。
- なるべく、査読付きジャーナルに引用された論文を引用するようにしましょう。
グレン・パケット
1993年イリノイ大学(University of Illinois at Urbana-Champaign)物理学博士課程修了。1992年に初来日し、1995年から、国際理論物理学誌Progress of Theoretical Physicsの校閲者を務める。京都大学基礎物理研究所に研究員、そして京都大学物理学GCOEに特定准教授として勤務し、京都大学の大学院生に学術 英語 指導を行う。著書に「科学論文の英語用法百科」。パケット先生のHPはこちらから。