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10月
25
2011

ご存じの通り、論文を投稿する際、書式を投稿先の学術雑誌の規程にあわせなくてはいけません。学術雑誌によっては、余白の取り方、斜体の使い方、ウェブページの引用の仕方など、かなり詳細にわたって決まりを設定している場合もあります。これらは通常、その学術雑誌の最終ページかウェブサイトに、Guidelines to AuthorsやStyle Manualという形で明記されていますので、一項目ずつ注意して見ていきましょう。特に表やグラフを多用する場合には、余白の大きさやグラフのタイトルの書き方などの規定によって、後日大きな変更を余儀なくされかねません。もし、論文を書き始める前から投稿したい学術雑誌が念頭にあるようでしたら、まずは大まかにでもその規定に沿った書き方を心がける方が時間の節約になるかもしれません。

また、多くの学術雑誌で、大要に関しては一般に認められている書式形態を採用しているケースが見られます。 よく知られている書式形式のガイドラインが掲載されているウェブサイトを、末尾に列記してみました。もし、あなたが投稿を考えている学術雑誌が「○○スタイルに沿って書式を整えてください」と言っていたら、これらを参照してください。また、これら書式の最新情報は、多くの場合無料でインターネットで公開されています。サーチエンジンを使って、こまめに調べましょう。

また、規定に書いていないことに関しては、自分の論文内で、最初から最後まで書式が一貫して統一するよう、最大の注意を払いながら対応するのがよいでしょう。掲載が決まったら、細かいことは編集局が指示をしてくれるはずですし、あなたの書式に一貫性があれば、編集局が変更を手伝ってくれることもあります。

「掲載が決まったら書式を変えればいい」といって、学術雑誌の規定に全く沿っていない書式の論文を送ってくる人もいますが、余り酷い場合は、査読者に余計な負担がかかるという理由で、査読者を割り当てる作業が後回しになったりもします。また、最悪の場合は、編集局が一瞥しただけで却下することもあるので、ご注意を!

弊社のアドバンス英文校正、ノーマル英文校正では一部のプランを除いて無料で投稿ジャーナルの規程フォーマテッィングのチェックを行っております。英文校閲と一緒にご利用ください。また投稿規程のチェックのみも承っております。

書式リスト
ACS Style: http://pubs.acs.org/action/doSearch?action=search&searchText=style+guide&qsSearchArea=searchText
AIP Style: http://www.aip.org/pubservs/style/4thed/toc.html
APA Style: http://www.apastyle.org/http://www.enago.jp/blog/wp-admin/post.php?action=edit&post=938&message=10
AMA Manual of Style: http://www.amamanualofstyle.com/oso/public/index.html
AMS Handbook:ftp://ftp.ams.org/pub/author-info/documentation/handbk.pdf
AMS Style Manual:http://www.ametsoc.org/pubs/bams/bams_submissions.html
Chicago Manual of Style:http://www.chicagomanualofstyle.org/home.html
CSE Manual:http://www.resourcenter.net/Scripts/4Disapi07.dll/4DCGI/store/SSFTOC.html
IEEE Style Manual:http://www.ieee.org/documents/stylemanual.pdf
MLA Style: http://www.mla.org/style_faq1

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「よい論文の書き方」と銘打った本やウェブサイトは多々ありますが、「査読者のコメントに対するよい返事の書き方」といった説明書はなかなか見当たりません。しかし、論文の掲載が決まったにせよ却下されたにせよ、その報告を受け取った時には、大人の研究者としてきちんと返事を書きたいものです。ここでは、一番大切なキーポイントを三つ挙げてみたいと思います。

1. どんなコメントも、批判・批評として捕らえず、査読者の懸念・関心事としてとらえましょう。
自分の論文が却下された時のみならず、ちょっとしたコメントでも、査読者の書き方次第では、かなり傷けられことがあります。そんな時は、グッと我慢が必要です! どんな言われ方をしても、どんな理不尽と思われる反論でも、出版前だからこそ、こちらの言い分をちゃんと伝わるように書き変えることが可能なのです。 査読者のコメントは、批判や批評として身構えて考えるのではなく、査読者の懸念であり、より関心を持っている事項なのだと受け止め、自分の論文がそれらに応えられるよう、説明を加えたり、証拠を追加したりなどの対応を考えましょう。返事を書くときも、相手の「懸念」に感謝し、自分がそれにどのように対応するつもりか、丁寧に説明をしましょう。

2. コメント全てに一括で返事をしましょう。
返答は、全てのコメントに対して一括して行いましょう。特に大きな変更を求められていない場合は、「頂いたコメントに沿って変更をし、できるだけ早急に改訂版を送らせていただきます」といった内容の一文でかまいません。また、項目が多い場合は、必要とあらば表を作り、最初の欄に査読者のコメントを、次の欄に自分の返事を書いても構いません。「これだけ先に確認したい!」と思うようなことが出てくるかもしれませんが、査読者の負担を軽減するのも気遣いの一つです。自分の便宜のために、査読者へ複数のメールを送るようなことは避けましょう。

3. 反論は、証拠を添えて行う。
最終的に出版されれば、「査読者に言われたから変更したまでです」などという言い訳は効きません。自分で納得のできないコメントに対しては、聞く必要がありません。しかし、返事をする時には、自分が納得できない理由を論理的に証明する必要があります。既に出版された他の論文を引用したり、自分の研究結果の新たな分析を追加するなどが有効でしょう。

最後になりましたが、多くの査読者が忙しい日常の中、無償で査読しているということ、またたとえ短いコメントでも、それを書くのには時間がかかっていることを忘れずに、相手への敬意を込めて返信をするよう心がけてください。

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